ここ数年、線状降水帯で豪雨による被害が多くなっていますね。
戸建て住宅にお住まいの方で「今まで雨漏りしてなかったのに、突然雨漏りした」「雨漏りしてるけど、具体的にどうしていいかわからない」「信用できる業者に頼みたい」というお悩みはありませんか?
高齢者を中心に悪質修理業者による被害も増加傾向にある様です。
私も雨漏り修理業者として色んなお宅に伺った時、しなくていい修理工事をしてたり、やってはいけない塗装を時々見かけます。「これじゃ雨漏り止まらないだろーなー」と思うこともしばしば。
専門業者として、雨漏りに関する最低限の知識をお伝えすることで、悪質な修理業者から皆さんの大切な家を守る手助けになれたら嬉しいです!😊✨
そもそもなぜ雨漏りが起きる?😥
屋根、壁、サッシなどいろいろな所から雨水は入ります。
一度漏れても、その日の風向きと雨の量によって漏れたり漏れなかったりもします。
ところで、皆さんはご自宅の屋根材が何か知ってますか?
・瓦
・板金(ガルバリウム鋼板)
・スレート瓦
・アスファルトシングル
などなど。
色々あって、雨漏りの原因や修理の仕方も変わってくるんです。
私の経験上、特に多い雨漏り原因はコチラ。
①屋根材の破損
何らかの原因で屋根材が壊れて、雨漏りしてるケースです。
屋根材の部分的な交換又は防水材などで修理します。
②傾斜がない
雨水は上から下へと流れていきます。
屋根の傾斜があまり無いと屋根に雨水が溜まりやすくなり、逆流し、雨漏りすることも。
屋根の傾斜(勾配)に合う屋根材を選び、スムーズに雨水を流すことが大切です。
③谷部の穴あき
屋根によっては谷部になって雨水が集まる所があるのですが、ここも雨漏りを起こすことが多いです
谷に使われている板金に穴が空いて、雨漏りします。
④雨といの詰まり
意外と盲点!😳 雨といに落ち葉が詰まって雨水が溢れ、瓦などの隙間や壁のひびに入る事があります。
定期的に雨といの調整や、詰まりを掃除しましょう。
⑤壁のひび割れ・シーリング材(防水材)の劣化
壁の細かなヒビや防水材の劣化で雨水が入ることがあります。
防水材の修理を行います。
⑥塗装の不具合
古くなった屋根塗装が剥がれ、雨水の流れを遮り、逆流して雨漏りすることもあります。
「雨漏り修理=塗装」を時々耳にします。
屋根塗装はあくまで見た目を綺麗にする事が目的なので、先に屋根材自体を完璧に修理して塗装しましょう。
あと、塗装できない(してはいけない)屋根材もあるので注意してくださいね。
雨漏り発生‼️ 自分でできること
バケツやボウルで雨水を受け止め、痛みやすい床を守りましょう。
家電や家具などを濡れない場所へ移動しましょう。
DIY感覚で屋根に登って修理することはあまりおすすめできません。
危険なだけでなく、症状が悪化したり、雨漏り箇所が複雑になり原因の特定が難しくなったりします。
速やかに信頼できる業者へ連絡する
信頼できる修理業者をどう探せば良いかわからない方へ、いくつかポイントを紹介します✨※個人的な観点ですのであくまでも参考程度で。
✅地元で長く商売している工務店・工事店を選ぶ(全国的な組合組織等に参加している)
✅建設業許可や施工管理技士、雨漏り診断系などの専門資格を持っている
✅新規の訪問業者は高額になる可能性が高いので頼まない⚠️(人気店は忙しいので新規で飛び込みしない)
もちろん、相見積もりを取ることも必要です。
大切な家を雨漏りから守るために。日頃からできる事🏠✨
雨漏りはそのままにしておくとじわじわと家が痛み、後から修繕費が嵩むことも。
また、修理業者に依頼しても忙しくてすぐに来てくれるとは限りません。
雨漏りする前に、信頼できる業者に定期点検を頼みましょう。
雨といの落ち葉詰まりによる雨漏りは案外多いので、年1回程度の清掃点検はおすすめですよ。
なるべくご自身でDIY的に修繕を済ませたいと思われる方、その気持ちわかります‼️しかし、雨漏り修理はどうしても専門的な知識と技術が必要になる場合が多いので、なかなかご自身で治すのは難しいと思います。
かといって、業者に任せきりではなく、最低限の知識を身につけ、親身になってくれる良い修理業者を見つける事が、悪質業者から家を守るためにも大切な事だと思います😌✨
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