要約
家づくりを考えている方やリフォームをお考えの方へ。
屋根はどれを選んでも一緒?実はライフプランに合わせた屋根選びで将来的にコストは大きく変わってきます。
屋根の種類とメリットデメリットもお話しします。
これを読めば、あなたにぴったりな屋根が見つかるかもしれませんよ!
陶器瓦(かわら)
まずは、古くから日本の家屋で親しまれている「瓦屋根」。
耐久性が高く、風雨にも強いという日本の気候風土に適した素材です。
見た目も素敵で、和風の家だけでなく洋風の家にもぴったりなデザインの瓦もあります。
⭕️メリット
耐久性: 天然素材でしっかりとした作りで、超高耐久。40年以上ももつことが多いです。
メンテナンス: 基本的に少ないですが、数年ごとに点検をすることをおすすめします。
割れても部分的に修理可能。塗装をする必要はありません。
美観: 伝統的で落ち着いた雰囲気を醸し出します。和洋デザインも多いです。
❌デメリット
コスト: 初期費用はやや高め。施工に高度な技術が必要なため、費用がかかります。
重量: 瓦自体が重いため、家の耐久構造を考慮する必要があります。
☑️ランニングコスト
定期的な点検が必要ですが、修理は少なめです。修理費用は他の屋根材に比べて高いことがあります。
スレート瓦(コロニアル)
スレート瓦は、薄い板状の石材やセメントを使ったもので、現代的なデザインの家にぴったりです。
色や形のバリエーションも豊富で、選択肢が多いのが特徴です。
⭕️メリット
コスト: 初期費用は比較的安価です。
デザイン: 色やデザインが豊富で、現代的な家にぴったり。
軽量: 瓦に比べると軽く、家の構造に負担をかけにくいです。
❌デメリット
耐久性: 経年劣化しやすく、10〜15年ごとに交換が必要になるケースも。定期的な塗装工事が必要です。
割れやすさ: 大きな衝撃で割れることがあります。
☑️ランニングコスト
定期的に点検し、5〜7年ごとに塗装工事や部分的な修理が必要です。
金属屋根(ガルバリウム鋼板など)
ガルバリウム鋼板は、鋼板に亜鉛とアルミニウムのコーティングを施したもので、耐久性に優れています。
⭕️メリット
耐久性: 20年以上も持つことがあり、長持ちします。
メンテナンス: 少ないメンテナンスで済みます。
軽量: 屋根の負担が少なく、施工も比較的簡単です。
デザイン:見た目がスマートで現代風の住宅にぴったり。
❌デメリット
コスト: 初期費用はやや高めです。
遮音性、断熱性:雨音が響きやすく、夏は室内が暑くなりやすいです。防音材や断熱材が必要になります。
錆びやすさ:特に沿岸や工業地帯では錆びやすいです。キズがあると、そこから錆びていく事があります。
☑️ランニングコスト
初期投資が少し高いですが、総合的にコストパフォーマンスに優れます。15年ほどで再塗装が必要になります。
アスファルトシングル
アスファルトとガラス繊維またはセルロース繊維を含むシート状の屋根材で、特に北米や一部のヨーロッパ諸国で広く使用されています。
日本でもシンプルで施工がしやすく軽量な屋根材として人気があります。
⭕️メリット
軽量:軽量で施工が簡単。コストパフォーマンスが良く、比較的安価です。
❌デメリット
耐久性:耐用年数が比較的短く、気温や天候の影響を受けやすいです。
メンテナンス性:将来的に劣化しても塗装ができないので、張り替え等の大規模な修繕をする必要があります。
☑️ランニングコスト
安価で施工が簡単でコストパフォーマンスが良いですが、耐用年数が短めです。
以上、屋根選びは、ライフスタイルや予算、家の条件に合わせて考えることが大切ですが、今後何年その家に住み続けるのか?
将来的に家をどうしたいのか?などのライフプランによっても大きく変わります。
それぞれのメリットデメリットを踏まえた上で検討しましょう。
【最後に】個人的に選ぶなら、こんな感じ
本物志向、今後も長期間住む、家を継ぐ人がいる(子どもたち等)なら瓦。
スタイリッシュな家にしたい!自分の代までの家で、この先20年以上住むなら金属または瓦。
とにかく初期費用を安く抑えたい!または、今後5〜10年以内に家の解体を考えてるなら、スレートかアスファルトシングル。
ざっくりこんな感じでしょうか😉
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。それでは、あなたに合った屋根選びができますように!
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